2009年10月23日(金)11:22

クラウス大統領はリスボン条約に関する提案を承諾

AFP

チェコのヴァーツラフ・クラウス大統領は、EU改革リスボン条約の最終的批准に関するスウェーデンの提案を承諾すると述べた。「この提案は大統領の期待に沿うものだ」。これにより、チェコの憲法裁判所が合憲判断を下し次第、チェコの批准には何の障害もなくなるだろう、とチェコの大統領府は伝えた。

EU議長を務めるスウェーデンのフレデリク・ラインフェルト首相は水曜日、私は例外条項の問題が解決されれば、チェコはすぐに条約を批准するものと確信していると述べた。来週木曜日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議ではEU各国首脳がチェコの特例要求を協議する予定である。

チェコ議会はすでにリスボン条約批准を承認している。しかしクラウス大統領は今なお署名を拒み、EU改革の発効を阻止している。先週末、欧州統合懐疑派のクラウス大統領は近々条約に署名するとはじめて示唆した。しかし大統領はいわゆるベネシュ布告に関して、リスボン条約の一部を成すEU基本権憲章の適用除外を要求している。

現在のチェコ領では第二次大戦後ベネシュ布告に基づき、ズデーテンドイツ人とハンガリー系住民が財産を剥奪され、放逐されている。チェコは例外規定を設けることにより、こうした故郷放逐者の財産返還要求や補償要求を退けたい考えである。

原題:Klaus mit Vorschlag zu EU-Reformvertrag einverstanden




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